母性は自然と湧いてくる

母性は自然と湧いてくる

子供が嫌いな女性でも、自分の子供が生まれると赤ちゃんのことがいとおしく感じ、子供のことが好きになるということを聞く一方で、子供の虐待のニュースも毎日のように報道されています。

 

幼い子供が大人の暴力の犠牲になり、時には性暴力を振るわれる子供もいます。子供からすると、この世界で一番信頼できる親からの暴力で、世界観自体がゆがんでしまうことでしょう。

 

母性の喪失等マスコミの言葉にはいろいろ考えさせられますが、虐待している大人も、生まれた瞬間から虐待を始めたわけではないと思いたいのです。もちろん、トイレなどで出産してそのまま生きするという事件がないこともありませんが、虐待されている子供は望まれて生まれてきた子供である場合もあるし、無責任なセックスの閣下成り行きで生まれた子供の場合もあるでしょう。

 

「うみさえすれば母性は自然と湧いてくる」と言われますが、本当なのでしょうか?

 

昔は今とは違い子供に対する価値観が違っていました。普通の家にとっては、家業を手伝う存在で、貧困に陥れば幼い子供は捨てられ、女の子は身売り、男の子は出稼ぎをさせられました。

 

一方、上流社会では、男の子は家計として財産を継続していく存在、女の子は言え同士の婚姻として認識されていました。どちらにしても子供は親の所有物だという価値観が強かったのです。

 

しかし、近代の人権思想は、子供の人権の尊重が訴えられ、子供は親の所有物と言う考え方が否定され始めています。しかし、まだ、社会にはこの考えがうまく土着していないようです。思想だけが先走り、現実が追い付いていないので、今度は子供の起こす残虐な事件が取りざたされているのです。